〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-7-5 青山セブンハイツビル2F
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予約不要で診察しております
溶連菌感染症とは、A群β溶血性連鎖球菌(Group A Streptococcus, GAS)という細菌による感染症です。最も多いのは喉(咽頭・扁桃)への感染(溶連菌咽頭炎・扁桃炎)で、5〜15歳の学童期に多く見られますが、大人にも感染します。適切に治療すれば数日で改善しますが、治療を途中でやめると重篤な合併症を引き起こすリスクがあるため、処方された抗菌薬を最後まで飲み切ることが非常に重要です。
溶連菌(A群溶連菌)は飛沫感染・接触感染で広がる細菌です。感染してから2〜5日の潜伏期間を経て発症します。学校や保育園での集団感染が起こりやすく、秋〜春(11月〜翌5月ごろ)に多い傾向がありますが、年間を通じて見られます。
主な病型には以下があります。
| 病型 | 特徴 |
|---|---|
| 溶連菌咽頭炎・扁桃炎 | 最も多い。急な発熱・のどの痛み。5〜15歳に多いが成人にも。 |
| 猩紅熱(しょうこうねつ) | 咽頭炎に加えて全身の砂粒状発疹、いちご舌を伴う。主に学童期。 |
| 溶連菌性皮膚感染症 | 虫刺されや傷口からの感染。蜂窩織炎・丹毒など。 |
| 劇症型溶連菌感染症(STSS) | 筋肉・筋膜・血流へ侵入し急速に重篤化。詳細は下記参照。 |
| 症状 | 詳細 |
|---|---|
| 急な発熱 | 38〜40℃の高熱が急激に出ることが多い |
| のどの痛み | 唾液を飲み込むのもつらいほどの強い咽頭痛・嚥下痛 |
| 扁桃の赤み・腫れ | 扁桃に白い膿(白苔)が付着することが多い |
| 頭痛 | 発熱に伴うことが多い |
| 腹痛・嘔吐 | 特に幼児・小児で見られることがある |
| 首のリンパ節の腫れ | 顎の下〜首のリンパ節が腫れて押すと痛む |
溶連菌が産生する毒素によって皮膚や舌にも変化が出る病型です。咽頭炎の症状に加えて以下が見られます。
学校保健安全法上も第二種感染症に区分されており、溶連菌咽頭炎と同様に抗菌薬による治療が必要です。
当院では溶連菌迅速抗原検査を行っています。のどの奥を綿棒でぬぐい、5〜10分程度で結果が判明します。
| 検査 | 内容 |
|---|---|
| 迅速抗原検査 | 当日結果判明。感度は80〜90%程度。咽頭ぬぐい液を使用。 |
| 咽頭培養検査 | 迅速検査が陰性でも症状が強い場合に検討。結果まで2〜3日かかる。 |
| 尿検査 | 治療後2〜4週間後に、合併症(急性糸球体腎炎)のチェックとして行うことがある。 |
※迅速検査は100%ではないため、症状が強い場合や再検査が必要な場合は医師の判断で培養検査を追加することがあります。
溶連菌感染症はウイルス性のかぜとは異なり、抗菌薬(抗生物質)による治療が有効です。通常、治療開始後24〜48時間で発熱やのどの痛みが改善してきます。
| 抗菌薬の種類 | 特徴 |
|---|---|
| ペニシリン系 (アモキシシリンなど) | 第一選択薬。10日間の内服が基本。小児・成人ともに使用。 |
| セフェム系 (セフジトレンなど) | ペニシリンアレルギーのない方でも選択される。 |
| マクロライド系 (クラリスロマイシンなど) | ペニシリンアレルギーのある方に。近年は耐性菌の増加に注意。 |
溶連菌感染症を適切に治療しなかった場合や抗菌薬を飲み切らなかった場合に、以下の合併症が起こることがあります。
| 合併症 | 時期・内容 |
|---|---|
| 急性リウマチ熱 | 感染から1〜4週間後に発症。関節炎・心臓弁膜症(心炎)・皮膚症状など。心弁膜に後遺症を残す可能性がある。 |
| 急性糸球体腎炎 | 感染から1〜3週間後に発症。血尿・たんぱく尿・むくみ・高血圧。多くは自然回復するが経過観察が必要。 |
| 扁桃周囲膿瘍 | 扁桃の周囲に膿が貯まる。強いのどの痛み・開口障害。外科的処置が必要になることも。 |
特にリウマチ熱は繰り返す溶連菌感染で心臓弁膜に障害が蓄積するため、抗菌薬の飲み切り+定期的な受診が重要です。治療後に尿検査をお願いすることがあるのは、急性糸球体腎炎の早期発見のためです。
溶連菌感染症(猩紅熱を含む)は学校保健安全法の第二種感染症に指定されており、出席停止の基準があります。
出席停止の解除条件
学校保健安全法 抗菌薬による適切な治療を開始してから24時間以上経過し、解熱していて全身状態が良好であること
劇症型溶連菌感染症(Streptococcal Toxic Shock Syndrome, STSS)は、A群溶連菌が喉だけでなく血流・筋肉・筋膜・軟部組織へと広がり、急速に全身状態が悪化する重篤な感染症です。「人食いバクテリア」と報道されることがありますが、正確には壊死性筋膜炎を合併した状態を指します。
上記は医療機関での緊急対応が必要な状態です。当院では診察・紹介対応を行いますが、入院・ICU管理が必要な場合は速やかに高次医療機関へご案内します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 感染経路 | 傷口・皮膚からの侵入が多い。のどの感染から広がることもある。 |
| 進行速度 | 数時間〜数日で急速に悪化する。早期診断・治療が予後を大きく左右する。 |
| リスクが高い方 | 高齢者、糖尿病・慢性疾患のある方、免疫機能の低下した方、NSAIDs(イブプロフェンなど)を使用中の方、水痘(みずぼうそう)に感染中の方など |
| 治療 | ICUでの集中管理、大量の抗菌薬点滴、壊死組織の外科的切除(デブリードマン)が必要になることも。 |
| 致死率 | 30〜50%と報告されており、早期介入が不可欠。 |
渋谷・南青山(表参道駅7分)で溶連菌検査・のどの痛みの診察をお探しの方へ
当院では溶連菌迅速検査を当日・予約不要で実施しています。渋谷区・青山・表参道エリアで発熱やのどの痛みが続く場合は、お気軽にご受診ください。ネット予約・LINE予約にも対応しています(優先予約制)。
予約不要で当日検査が可能です。渋谷駅から徒歩約5分、表参道駅B2出口から徒歩約7分のしおざき内科では、溶連菌迅速抗原検査を診療時間内いつでも実施しています。結果は5〜10分で判明します。ネット予約(優先)またはLINEから予約すると待ち時間を短縮できます。渋谷区・青山・南青山エリアで「のどが痛い」「子どもが熱を出した」という場合はお気軽にご来院ください。
最大の違いは「咳・鼻水がほとんどない」という点です。ウイルス性のかぜでは鼻水・咳・くしゃみが主な症状として現れますが、溶連菌咽頭炎ではこれらがなく、急な高熱・強いのどの痛みが目立ちます。また、扁桃に白い膿が付くことも溶連菌の特徴のひとつです。
見た目や症状だけでは確実に区別するのが難しいため、のどの迅速検査で判断することが重要です。
通常10日間の内服が必要です。症状が改善しても途中でやめてはいけません。抗菌薬を飲み切らないと、菌が完全に排除されず、リウマチ熱(心臓弁膜症)や急性糸球体腎炎(腎炎)といった合併症を引き起こすリスクが高まります。
「熱が下がったから」「のどが痛くなくなったから」という理由で自己判断でやめないよう、お願いしています。
学校保健安全法では「抗菌薬による適切な治療を開始してから24時間以上経過し、解熱していて全身状態が良好であること」が出席停止解除の条件です。ただし、学校・園によっては「登校許可証」が必要な場合もありますので、ご希望の場合は受診時にお申し出ください。
登校・登園が再開した後も、処方された抗菌薬は最後まで飲み続けてください。
溶連菌は飛沫感染・接触感染で広がります。同じ家庭内では感染が広がりやすく、特に幼児・学童が複数いる場合は注意が必要です。
感染者が出た後に他のきょうだいにのどの痛みや発熱が現れた場合は、早めに受診して迅速検査を受けることをお勧めします。
はい、大人も感染します。子どもに比べると頻度は低いですが、お子さんから家庭内で感染するケースが多くあります。大人の場合も症状は同様で、急な発熱・強いのどの痛み・咳や鼻水がないといった特徴が参考になります。
特に免疫の低下している方(高齢者、糖尿病のある方、免疫抑制薬を内服中の方)では重症化しやすいため、早めの受診をお勧めします。渋谷・南青山・青山・表参道エリアで内科をお探しの方は、しおざき内科へお気軽にご相談ください。
劇症型(STSS)は通常の溶連菌咽頭炎とは全く異なる経過をたどります。主な症状は以下の通りです。
上記の症状は数時間で急速に悪化することがあります。少しでも「おかしい」と感じたら、時間帯を問わず救急を受診してください。特に傷がある手足の痛みが急激に強くなる場合は、ためらわずに救急へ。
迅速抗原検査の感度は80〜90%程度です。菌量が少ない感染初期や、検体採取の状況によっては陰性になることがあります。
症状が溶連菌咽頭炎に典型的で、かつ迅速検査が陰性の場合は、咽頭培養検査(結果まで2〜3日)を追加することがあります。また、臨床的に溶連菌感染が強く疑われる場合は、検査結果にかかわらず治療を開始することがあります。
溶連菌感染症の合併症として「急性糸球体腎炎」が知られています。これは感染から1〜3週間後に、腎臓の糸球体に炎症が起きる病態で、血尿・たんぱく尿・むくみ・血圧上昇などが見られます。
多くの場合は自然に回復しますが、早期に発見して適切に管理することが重要なため、治療後2〜4週間を目安に尿検査によるフォローをお勧めしています。特にお子さんや、腫れ・尿の色の変化が気になる場合はご相談ください。
東京慈恵会医科大学卒業。総合内科専門医として、感染症・生活習慣病・アレルギー疾患など幅広く対応。地域のかかりつけ医として小児から高齢者まで診療している。
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