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エフルエルダ®(製造販売:サノフィ)は、高齢者向けに開発された高用量4価不活化インフルエンザワクチンです。通常の成人用インフルエンザワクチンと比べ、各株の抗原量が4倍(60µg vs 15µg)含まれており、より強い免疫応答を引き出すことを目的としています。
✅ 高齢者はインフルエンザによる重症化・入院・死亡リスクが高いにもかかわらず、加齢に伴う免疫低下(免疫老化)により通常ワクチンの効果が得られにくくなります。
✅ エフルエルダは抗原量を4倍に増量することで、この免疫老化を補い、より高い予防効果を実現します。
✅ 米国・欧州では2010年代から高齢者向け高用量インフルエンザワクチンが使用されており、ACIPが65歳以上への優先使用を推奨しています(ACIP 2022)。
*エフルエルダは従来の4価インフルエンザワクチン(標準量)とは別の製品です。標準量ワクチンとの同時接種はできません。
高用量インフルエンザワクチン(QIV-HD)は、通常ワクチンと比較した複数の大規模臨床試験・観察研究でその優位性が示されています。
高用量vs標準量ワクチンの無作為化比較試験(n=31,989)。高用量群は標準量群に比べ、インフルエンザ確定例を24.2%有意に減少させた(95%CI: 9.7–36.5%)。
米国退役軍人を対象とした大規模観察研究(65歳以上)。高用量ワクチン接種者は標準量接種者と比較して、インフルエンザ関連入院リスクが25%低下した。
ナーシングホーム入居の高齢者を対象とした試験(n=38,256)。高用量ワクチン群は標準量群に比べ、インフルエンザ関連呼吸器疾患・入院が22.4%減少した。
米国予防接種諮問委員会(ACIP)は、65歳以上への高用量または補助剤添加インフルエンザワクチンの優先使用を推奨している(2022年改訂)。
日本人高齢者を対象とした国内臨床試験でも、エフルエルダは4つのウイルス株すべてにおいて従来ワクチンを大幅に上回る抗体陽転率を示しました。
■ 接種後28日における抗体陽転率(FAS・主要評価項目)
出典:国内第III相臨床試験申請資料概要(サノフィ)
出典:国内第III相臨床試験申請資料概要(サノフィ)
| 比較項目 | 通常の4価ワクチン | エフルエルダ® (高用量4価) |
|---|---|---|
| 抗原量(1株あたり) | 15µg | 60µg(4倍) |
| 対応ウイルス株数 | 4株 | 4株 |
| 接種方法 | 皮下注射 | 筋肉内注射 |
| 対象年齢 | 6か月以上 | 60歳以上 |
| 高齢者への有効性 | 標準 | 約24%向上 (入院予防も約25%改善) |
| 75歳以上 渋谷区公費 | 無料(定期接種) | 無料予定 (2026年度より) |
| 費用(自費の場合) | 3,800円 | 準備中 |
| *費用・公費補助の詳細は2026年秋に改めてご案内します。通常ワクチンとの同時接種はできません。 | ||
| 対象 | 推奨度 | 理由 |
|---|---|---|
| 75歳以上 | ◎ 特に推奨 (公費補助対象予定) | 免疫老化が顕著で通常ワクチンの効果が低下しやすい。重症化リスクが最も高い年代。 |
| 60〜74歳 | ○ 推奨 | 60歳以上が接種対象。基礎疾患のある方や、インフルエンザ肺炎・入院を避けたい方に特に勧めます。 |
| 心疾患・糖尿病・慢性呼吸器疾患などの基礎疾患がある方 | ◎ 特に推奨 | インフルエンザによる基礎疾患の悪化・重症化リスクが高い。 |
| 65〜74歳で健康な方 | △ 任意 | 通常ワクチンでも一定の効果が期待できます。ご本人の希望や費用対効果を医師と相談してください。 |
当院は渋谷区の定期接種指定医療機関です。75歳以上の渋谷区在住の方は、2026年度の接種開始後、公費(無料)で接種できる見込みです。
渋谷区以外の23区在住の方も対応可能です(費用は各区の定める自己負担額)。
通常のインフルエンザワクチン一覧・その他予防接種については予防接種一覧ページをご覧ください。
エフルエルダは抗原量が多いため、通常ワクチンと比べて局所反応(接種部位の痛み・腫れ)がやや多く報告されています。ただし、重篤な副反応は非常にまれで、多くは1〜2日で改善します。
*接種部位の腫れ・熱感も通常ワクチンよりやや多めに報告されています。いずれも数日以内に改善します。
⚠️ 接種できない場合:発熱中の方、過去にインフルエンザワクチンで重篤なアレルギー反応を起こした方。接種前に医師が確認いたします。
⚠️ 接種当日:激しい運動・飲酒はお控えください。接種後15〜30分は院内でお待ちいただきます。
最大の違いは抗原量です。通常ワクチンは1株あたり15µgの抗原を含むのに対し、エフルエルダは60µg(4倍)含まれています。高齢になると免疫の反応が低下するため(免疫老化)、より多くの抗原で刺激することで、若い世代と同程度の免疫応答を引き出すことを目的としています。接種方法は筋肉内注射(皮下注射ではありません)です。
エフルエルダは60歳以上が接種対象です。60〜74歳の方も任意接種(自費)として接種できます。ただし、2026年度の公費補助(渋谷区)は75歳以上が対象の見込みです。65〜74歳で健康な方は通常ワクチンでも一定の予防効果が期待できますので、医師とご相談ください。
接種部位の痛み・腫れは通常ワクチンよりやや多く報告されており、これは免疫が強く刺激されているサインでもあります。ただし重篤な副反応は非常にまれで、局所反応は通常1〜3日で改善します。高齢者にとってインフルエンザ感染・重症化のリスクは大きく、副反応のリスクをはるかに上回る予防効果があると考えられています。
他のワクチンとの接種間隔の制限は原則ありません。コロナワクチン・肺炎球菌ワクチンとの同時接種も可能です。ただし、複数接種の場合は副反応が重なることがありますので、接種前に医師にご相談ください。
はい、インフルエンザウイルスは毎年変異するため、毎シーズンの接種が必要です。ワクチンの組成は毎年WHOの推奨をもとに更新されます。エフルエルダも同様に、毎年秋(10月頃)に接種することが推奨されます。
はい、対応可能です。渋谷区以外の東京23区在住の方も接種できます。公費補助(定期接種)の場合の費用は、お住まいの区が定める自己負担額となります。詳細はお住まいの区のホームページをご確認ください。任意接種(自費)の場合は区に関係なく同一料金です。
✅ エフルエルダ®の予約受付は2026年秋(10月予定)より開始します。受付開始時にTOPICSおよびLINEにてご案内いたします。
✅ ワクチン接種のみの場合、診察料はいただいておりません。
*ネット予約は受付開始後にご利用いただけます。発売前のお問い合わせはLINE・電話にてどうぞ。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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| 午前 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | △ | 休 |
| 午後 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 休 | 休 |
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