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風しん(三日はしか)は、風しんウイルスによる急性ウイルス感染症です。飛沫感染で広がり、潜伏期間は約2〜3週間です。
主な症状:発熱・発疹(顔から全身に広がり数日で消失)・リンパ節の腫れ(後頭部・耳後部)。成人では関節痛を伴うこともあります。
感染力:発疹出現の前後1週間が最も強く、この期間は学校・職場への登校・出勤停止が必要です(発疹消失まで)。
合併症(まれ):2,000〜5,000人に1人の割合で脳炎・血小板減少性紫斑病などが起こることがあります。特効薬はなく、対症療法が中心です。
日本では過去に大きな流行が繰り返されてきましたが、ワクチン接種の普及により現在は患者数が大幅に減少しています。ただし、免疫を持たない世代が一定数存在するため、引き続き注意が必要です。
感染者数は減少していますが、免疫のない方が感染すれば重症化・CRS発症のリスクは変わりません。自分の免疫状態を確認することが引き続き重要です。
過去の定期接種スケジュールの変遷により、接種回数・時期によって免疫が不十分な世代が存在します。
| 対象 | 生年(目安) | 理由 | リスク |
|---|---|---|---|
| 男性 | 昭和37年4月2日〜 昭和54年4月1日生まれ (1962〜1979年) | 定期接種の対象外だった世代。集団接種を受けていないか、1回のみの場合が多い。 | 要注意 |
| 女性 | 昭和37年〜昭和52年 (1962〜1977年)頃 | 1回のみ接種の世代。抗体価が低下している可能性がある。 | 確認推奨 |
| 妊娠希望の方 | 全世代 | 妊娠中は接種不可のため、妊娠前に抗体確認・接種が必要。 | 要注意 |
| 妊婦の家族・ 同居者 | 全世代 | 妊婦本人が接種できないため、周囲の免疫が感染防止の鍵となる。 | 要注意 |
自分の免疫状態を確認するために血液検査(HI法)で抗体価を測定します。予約不要で当日受けられます。
| 自費検査 5,000円 税込。どなたでも受けられます。 | 渋谷区在住の方(助成) 無料 or 助成あり 妊娠希望・妊娠中の方、その配偶者・同居者が対象。詳細は渋谷区にご確認ください。 |
検査結果はご来院・メール・LINEにてお伝えします。
HI法による判定基準
| HI抗体価 | 判定 | 対応 |
|---|---|---|
| 8倍未満 | 抗体なし | ワクチン接種を推奨 |
| 8〜16倍 | 抗体が不十分な可能性あり | 医師と相談のうえ接種を検討 |
| 32倍以上 | 抗体が十分 | 原則接種不要 |
抗体価が低い方(HI法16倍以下、またはEIA-IgG価8.0未満)にはワクチン接種をお勧めします。現在は麻しん・風しん混合(MRワクチン)が使用されます(風しん単独ワクチンは製造中止)。
| 自費接種 8,000円 税込。予約制。 | 渋谷区事業(助成) 無料 or 助成あり 他院での検査結果でも対象になる場合があります。 |
| ✓ | 風しん患者数は現在年間10例程度まで減少していますが、免疫のない方の感染リスクは変わりません。 |
| ✓ | 男性無料クーポン事業(第5期)は2025年3月で終了。2025年4月以降の検査・接種は自費です。 |
| ✓ | 妊娠希望の方・妊婦のパートナーや家族は特に抗体確認が重要です。妊娠前の接種が理想的です。 |
| ✓ | 接種歴・罹患歴が不明な方は自費の抗体検査で免疫状態を確認することをお勧めします。 |
記事監修
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