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2024〜2025年にかけて全国的に患者数が増加しています。コロナ禍で感染機会が減少した世代への感染が広がっており、成人例の割合も増えています。
ワクチン2回接種率がまだ十分でない年代(2014年以前生まれ)では未接種・1回接種のみの方も多く、引き続き注意が必要です。
水痘・帯状疱疹ウイルス(Varicella-Zoster Virus:VZV)による感染症です。非常に感染力が強く、免疫を持たない人が感染するとほぼ100%発症します。
感染経路は3つあります。
潜伏期間は約2週間(10〜21日)。発疹が出る2日前から、すべての水疱がかさぶたになるまで感染力を持ちます。
・主に乳幼児〜小学校低学年に多いが、近年は成人・青年期の感染増加が報告されている
・かつては「一度かかれば終生免疫」とされていたが、加齢や免疫低下で帯状疱疹として再活性化するリスクがある(→ 将来の帯状疱疹予防にもワクチンが有効)
*発疹跡は数週〜数ヶ月残ることがあります。掻きむしると化膿・瘢痕(痕)が残りやすいため注意が必要です。
⚠ 重症化しやすいケース
・成人・青年期の初感染(小児より重症化しやすく、肺炎・脳炎・肝炎を合併することがある)
・免疫抑制患者(抗がん剤・ステロイド使用中、HIV感染者など)
・妊婦(胎児への先天性水痘症候群リスク、新生児水痘リスク)
・新生児(母体分娩前後の感染は重篤になりやすい)
抗ウイルス薬(アシクロビル・バラシクロビルなど)を発疹出現後できるだけ早く(24〜48時間以内が理想)投与することで、症状の軽減・期間短縮が期待できます。小児にはシロップ製剤を使用することもあります。
・かゆみ対策:軟膏(カチリなど)・抗ヒスタミン薬を使用
・二次感染(細菌感染)予防:爪を短く切る、引っ掻かない
・解熱剤の注意:アスピリン系は使用禁止(ライ症候群のリスク)。アセトアミノフェン(カロナール等)を使用
・重症例・ハイリスク群:入院での点滴投与を検討する場合がある
最も確実な予防方法はワクチン接種です。2014年より定期接種(無料)となっており、現在は2回接種が標準です。
✅ 1回接種だけでは約10〜15%の方が感染する可能性があります。2回接種完了で発症リスクを大幅に低減できます。
✅ ワクチン接種は帯状疱疹の将来的なリスク軽減にもつながります。
以下に当てはまる方は任意接種(自費)での接種をお勧めします。
*抗体検査(血液検査)で免疫の有無を確認してから接種することもできます。
みずぼうそう患者と接触した場合、72時間(3日)以内にワクチンを接種することで80〜90%の発症予防・重症化抑制が期待できます。「接触したかもしれない」場合はお早めにご相談ください。
学校保健安全法により、みずぼうそうは第2種感染症に指定されています。
出席停止の基準:「すべての発疹が痂皮化(かさぶた)するまで」
新しい水疱が出なくなり、すべてかさぶたになっていることを確認してから登校・登園が可能です。通常は発症から約7〜10日が目安です。
復帰の際は、学校・保育園の指示に従い、医師の登校許可証(治癒証明)が必要な場合は受付にお申し出ください。
*職場への復帰時期については、職場の規定やかかりつけ医の指示に従ってください。
【記事監修】
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