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2026.2.25
今年も春の花粉症シーズンとなりました。敏感な方は1月や年末から感じていらっしゃいますが、関東の飛散は2月中旬から本格的に始まっています。
書いている本人も10年前から花粉症で、2月3月は薬が手放せません...
最近は市販薬でも有効な薬が手に入るようになってきましたが、症状が強いときは市販薬ではおさえきれないことも多々あります。
そんなときに病院で処方を受けるかと思いますが、薬も様々。
最近では飲み薬ではなく、注射での治療も増えてきました。重症例に使えるゾレア注射や、点眼がいらない目薬(まぶたに塗る)なんてものもあります。テレビなどでご覧になった方もいらっしゃるかと思います。
そんな花粉症の治療法のあれこれ、当院で実施している治療方法を中心に解説します。
花粉症は「花粉に対する免疫系の過剰反応」によって生じる症状です。
この過剰反応を引き起こすための神経伝達物質のひとつがヒスタミンで、ヒスタミンが受容体に結合することで様々な症状が出現します。
この受容体との反応を受容体の日活性化などを通してブロックすることで、症状を改善させるものが抗ヒスタミン薬です。殆どは内服薬になるため、全身に作用することで鼻水、くしゃみ、かゆみ、湿疹などに効果が期待できます。80年前から開発されている薬で歴史も長く、改良が重ねられています。ヒスタミン受容体は脳内にもあり、脳内受容体への拮抗効果により、花粉症の薬を飲むと眠くなるという副作用の原因となっています。
*最近の研究では、脳内ヒスタミンが頭の回転や頭の良さに関係するのでは?という報告もあります。
治療薬の効果ですが、不思議な事に相性があり、効き方に個人差があります。
そしてそのせいか、副作用の発現程度も個人差があります。
原因は不明ですが、ヒスタミン受容体への効果発現の差が原因の1つとして考えられています。
第1世代、第2世代と大きく分かれますが、わかりやすい違いとしては、
・眠気が殆どこない(運転してもよい薬) 4種
*クラリチン(ロラタジン)、アレグラ(フェキソフェナジン)、ビラノア、デザレックス
・添付文書に「運転を避けるように明記のある」抗ヒスタミン薬
に分かれるので、こちらを説明するようにしています。
それぞれ、効き方・強さ・有効な飲み方*が異なり、増量の可否なども分かれるため、詳しくは診察時にご相談ください。
筆者は幾つか自分で内服して試した経験からご提案しています。
また、比較的効果は早いですが、多くは1~2日程度続けて内服することで安定した効果がでるため、「この薬あまり効果ないな?」と思っても、数日は内服しましょう。
より確実に効かせたいときは、点鼻薬・点眼薬の併用をお勧めしております。
*たとえば、ビラノアは食後すぐ飲むと3割以上効果が低下します。
⇒食前30分前までの内服タイミングが推奨されます。
薬の変わり種としては、飲み薬ではなく、肌に貼る「アレサガテープ」という剤型もあります。
1日1回、胸や腕に貼るタイプです。
もともとは気管支喘息の治療剤で、アレルギー反応の原因物質の1つであるロイコトリエンの反応を抑制する薬です。ロイコトリエンは受容体と結合することで、
気管支においては⇒気管支を収縮させ気道を狭くする
鼻粘膜においては⇒鼻の粘膜の炎症や鼻づまりなどを引き起こす
ことがわかっています。この薬はこの作用をブロックすることで、症状の改善が期待できます。
単独で用いられることもありますが、抗ヒスタミン薬より効いてくるまで時間がかかりやすいため、抗ヒスタミン薬と併用することが多い薬です。
よく用いられる薬はモンテルカスト(商品名シングレア・キプレスなど)で寝る前に内服します。副作用は稀ですが胃腸症状、眠気などが報告されています。
内服薬で改善したけれど、もう一歩足りない。
目だけ・鼻だけなので全身に作用する薬を飲みたくない
などという場合の選択肢が局所薬としての点鼻薬・点眼薬です。
②-1 点鼻薬
血管収縮薬とステロイドの2種がありますが、今多く使われているものはステロイド含有剤です。ステロイドというと怖いという印象だけが先行していますが、点鼻薬の薬量は非常に微量であり、また非常に強い成分ではありません。
ステロイドの副作用が問題視される場合は「高用量の内服薬」を「だらだらと無意味に続けた」場合が多く、必要量を1シーズン使う分にはほぼ問題ありません。ご安心ください。
ステロイド点鼻薬は実は即効性は弱いのですが、続けて使うことでより効果を発揮するので、継続して続けることをお勧めします。
対して血管収縮薬は市販品に含まれることが多く即効性もありますが、続けすぎると逆に鼻詰まりの原因となることがあるので注意が必要です。
また、点鼻薬はあの”シュッ”と鼻に入ることがつらい、という方もいらっしゃいます。
既にジェネリックもあるアラミストも霧状にして刺激は減っているのですが、それでも違和感はあります。そんな方には、粉の点鼻薬(エリザス点鼻薬)もあります。
筆者も使ったことがありますが、刺激は全くありません。
…というより、本当に薬の粉でているの?という感想になりますが、ちゃんと効きます。
苦手な方にはお勧めしております。
②-2 点眼薬
花粉症の目の症状は医学的にはアレルギー性結膜炎といいます。
花粉などのアレルゲンにより惹起されたヒスタミンにより、目の知覚神経の過敏性・炎症によろ目のかゆみ・充血が生じ、花粉を除去しようとして流涙が出ます。
点眼薬は抗アレルギー薬とステロイド点眼に分類され、基本的な点眼薬は抗アレルギー薬です。
コンタクトレンズをしていても使用できる薬剤・できない薬剤があるので、処方を希望の際は必ず必要性をお伝えください。当院でもこちらは積極的に処方しております。
ステロイド点眼薬は重症例に用いられますが、眼圧上昇のリスクを伴うため、原則的には眼科での処方をお勧めしております。
最近の新しい画期的な薬としては、「目に点眼しないでよい、塗る目薬」アレジオン眼瞼クリーム(下写真)が発売されています。
アレジオン眼瞼クリーム
指にとって、1日1回まぶたの上下に塗ることで、眼のかゆみなどに効果が出ます。
効くの?と思う方も多いですが、ちゃんと効果が出ます(筆者実証済)。
なにより、目薬が苦手・・・という方にはとてもよいです。
目薬に抵抗して暴れるこどもにも使いやすいことも利点ですね。
また、ステロイドの外用剤ではないので、目に入っても眼圧上昇などの副作用はありません。
制限はなく普通に処方できますので、ご興味ある方はご相談ください。
③漢方薬
花粉症でも漢方治療は色々あります。
メジャーなものとしては、市販でも売られているのでご存じの方も多いでしょうか、「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」です。無色透明でサラサラとした鼻炎に用います。
それ以外に、より鼻閉がツラく慢性鼻炎・蓄膿気味の方に使う「葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)」、黄色い慢性鼻炎気味で中耳炎にもなりやすい方に用いる「荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)」、鼻詰まりが強く匂いがわかりにくいレベルや咳痰が強い場合に用いる「辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)」、冷えや寒暖差アレルギーが原因の場合に用いる「麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)」などがあります。
詳しい解説は下にて。これらと西洋薬の併用もできます。
〇小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
サラサラとした無色透明な鼻汁・たらっと垂れてくる鼻汁・くしゃみがつらい、
など、一般的な花粉症の症状としてよくある症状に効果があります。
比較的即効性もあり、鼻づまり(鼻閉)にも効きます。
基本は粉(顆粒剤)ですが、クラシエ小青竜湯は顆粒に加えて錠剤タイプもあります。
※1包6錠を3回なので1日18錠です。粉とどちらがよいかは、個人の感想ですね...
〇葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)
鼻水より鼻詰まりがつらく、慢性鼻炎や蓄膿症よりの人に用いる薬です。
かぜの漢方として有名な葛根湯に川芎・辛夷という生薬を加えた漢方薬で、体を温める作用もあります。鼻奥に詰まっているけど出てこない、お風呂に入って温まると楽になる、という場合はこの薬があっています。蓄膿症にも効果があるため、黄色みや緑がかった鼻水の方にも適しています。
〇荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)
慢性鼻炎や副鼻腔炎よりの方に用いる薬で、より炎症が強く、菌が繁殖しやすいために濃い黄色や緑色の鼻汁がある場合、粘り気が強く鼻汁がある場合に使われます。炎症を抑える作用のため、中耳炎やにきび治療にも用いられることがあります。
〇辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)
鼻詰まりがひどく、匂いもわからないくらいつらい、後鼻漏で痰がひどい、などの場合に用います。清肺湯という、漢方概念の水(すい)を補うことで気管支を潤して熱を鎮める薬に辛夷が足されたもので、粘り気の強い黄色っぽい痰がある場合によい適応があります。
〇麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)
体を温める作用があり、冷え性や寒暖差アレルギーの諸症状に用いられます。基本はかぜの引きはじめや冷房病、寒暖差での風邪の熱感やだるさに用いる漢方薬です。
鼻症状については、寒暖差でアレルギーが出やすい場合や寒冷蕁麻疹が強い場合に用います。この薬はカプセル剤があります。
花粉症は花粉が飛散する前、症状が出始める少し前から治療を開始するのが良いとされています。具体的には、花粉が飛び始める数日前が目安です。抗ヒスタミン薬を中心に、十分な効果が安定するまでには1-3日ほどかかるため、早めに開始することで花粉などのアレルゲン反応がでることを抑制することができ、飛散量が多くなっても症状を軽減しやすくなります。
最新の研究では飛散タイミングに合わせてでも問題ないという報告もありますが、体調でも左右されますので、体質に合わせることをお勧めします。
また、飛散量は天候やかぜの強さ、場所によっても変化します。
例えば急に気温が上がった日や風が強いと飛散量は増えますし、雨の日は空気中の花粉が落ちて減ります。雨の翌日で落ち着いているので、と薬を中断したり安易に減らすと、急に飛散量が増えた時に体の反応が追い付かず辛くなることがあるため、シーズン中はコンスタントに継続することが大切です。
スギ花粉症は通常2月~4月中旬、ヒノキ花粉症は3月~5月上旬がシーズンです。
関東住いの筆者の場合は2月中旬~3月いっぱいでだいたい落ち着きますので、個人差が大きいことはご了承ください。
妊娠中は極力薬を使いたくない、という方は多いと思います。
発達や成長に影響するのでは、という疑念もあるでしょうし、実際に使える薬は限られています。ただ我慢しすぎて薬を使わないことでのストレスも懸念事項にはなってきます。
また、妊娠するとエストロゲンというホルモンが増え、アレルギー反応が強くなりやすいという側面もあります。
安全性が確認された薬も多いため、必要に応じて使っていきましょう。
◎妊娠初期は内服治療は避けるべき?
妊娠初期(前半期、具体的には16週くらいまで)はあまり内服薬を使うことは推奨されません。
これは、この時期までに胎児の器官形成が進む時期であり、胎児への影響を最小化する意味でも内服薬の投与を避けるケースが多いです。
そのため、局所使用となる点眼薬・点鼻薬などでの対応が主となります。
ちなみに、妊娠第1三半期(妊娠13週6日まで)に抗ヒスタミン薬を使った研究は複数あり、セチリジン(商品名: ジルテック)、ロラタジン(商品名: クラリチン)については、奇形発生などのリスク増加は認めなかったという大規模研究の報告があるため、症状がつらい場合の慎重投与は可能です。産科のかかりつけ医ともご相談ください。
ロラタジンの活性代謝物から開発されたデスロラタチジン(商品名: デザレックス)、セチリジンの効果成分を抽出・改良した薬であるレボセチリジン(商品名: ザイザル)についても同様に安全であると考えられています。
◎妊娠中期以降の内服は?
上記にある、大規模研究のある
セチリジン(商品名: ジルテック)、ロラタジン(商品名: クラリチン)
その発展薬である
デスロラタチジン(商品名: デザレックス)、レボセチリジン(商品名: ザイザル)
は比較的安全性が高いと考えられています。
また、大規模研究はありませんが、フェキソフェナジン(商品名: アレグラ)は安全性が高いと考えられており、有効な薬の1つです。
当院ではあまり処方していませんが、ロイコトリエン受容体拮抗薬についても、妊娠中の使用での先天奇形や周産期リスクの増加を比較した試験があり、使わなかった妊娠女性との有意な差は出ていません。
このことから、有益性があれば投与は可能という認識となっています。
◎漢方薬は?
小青竜湯などを用いることがあります。
安全性についての大規模試験はありませんが、比較的使用経験が多く、胎児奇形や流産を増加させるといった報告はないようです。
こどもの花粉症も以前に比べて増えています。
特に小さいこどもは風邪なのか、花粉症なのか、自分で判断できないので難しいですが、症状が続く場合・症状が強くて眠れない・ぐずりが多い場合などは薬物治療が選択肢になります。
スギ花粉の場合、2~4歳から検出されることがあるようです。
抗ヒスタミン薬については昔から色々と使われてきましたが、最近の研究では、「効果が強いけれど眠くなる薬は発達や学習能力へ影響が出る」ことが懸念されています。
眠くなる=脳内ヒスタミン受容体の占拠率が高い薬です。
◎花粉症治療の種類
・アレグラ(フェキソフェナジン)
安全性が強く、ヒスタミン受容体の脳内の占拠率も低く眠くなりにくい薬です。
大人でも運転への制限がない薬の1つです。
小児は6ヵ月から内服が可能で、粉(ドライシロップ)、シロップ剤があります。
甘みがそれなりにあり、飲みやすい薬です。1日2回内服で、朝晩・朝眠前などに。
錠剤もありますが、錠剤は原則7歳以上からです。
・クラリチン(ロラタジン)
アレグラよりはヒスタミンの脳内占拠率が高いとされますが、眠くなりにくい薬で、こちらも大人の運転への制限がない薬です。
1日1回で飲み忘れが不安な方によい薬です。
粉(ドライシロップ)とレディタブ錠(かみ砕いて飲む剤型)があり、粉は3歳から、レディタブ錠は7歳からとなります。こちらも錠剤があり、錠剤は口腔内崩壊錠(水なしで溶ける剤型)もあります。
・ザイザル(レボセチリジン)
ここ数年で小児の適応が通った薬です。
脳内移行性がやや高く、眠気がくることがありますが、アレグラやクラリチンより効果が強いため、症状が強い場合に選択されます。
粉(ドライシロップ)、シロップ剤は生後6か月から使用可能です。1歳未満までは1日1回、1歳以降は1日2回です。味は特に苦みもなく甘みで内服しやすいです。
7歳以降は錠剤、口腔内崩壊錠が使用できます。
・アレロック(オロパタジン)
ザイザル同様に脳内移行性が高めですが、過去に使用されていた薬ほど強い眠気が来ないため、症状が強い場合に選択されます。立ち上がりが早く効果が強めです。
顆粒剤(アレロック顆粒)、ドライシロップ(オロパタジンドライシロップ)があり、2歳から使用できます。1日2回で、甘みがあるため内服はしやすい方です。
7歳からは錠剤、口腔内崩壊錠も使うことができます。
・点鼻薬
すべての薬が使用できるわけではありませんが、アラミストなど一部の薬は小児適応が通っています。市販されている点鼻薬は血管収縮剤のみであり、短期的には効果があるものの、続けると逆に慢性鼻炎を生じてしまうため(実は長期間続けないようにと記載があるのです)、処方でステロイド点鼻薬を使用することをお勧めします。
・点眼薬
目の症状が強い場合、飲み薬がいろんな理由で内服できない場合などに用います。
とはいえ目薬は殆どのこどもがいやがるので、塗る目薬(アレジオン眼瞼クリーム)も選択肢です。目薬をさすよりは、とこどもも協力してくれることもあります。
【花粉に効く?ノイロトロピン注射とは】
ノイロトロピンは鼻の粘膜にあるアセチルコリン受容体の反応を減らし、さらにアレルギー反応の原因となる好酸球の活動を抑えることで、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、皮膚の痒みなどの症状を改善します。
内服薬などの他の治療薬と併用することができ、症状が強い場合に週1~2回注射することで花粉症などアレルギー反応への抑制効果が期待できます。
また、痛みを抑える作用や手足の循環を改善する作用もあり、腰痛症や肩の痛み、神経痛などの治療にも用いられる薬です。
・投与方法
1回 3.6単位を筋肉注射、皮下注射、静脈注射のいずれかで投与します。
血管痛が強い場合は筋肉注射をお勧めしております。
・治療頻度
症状に応じて週1-2回、シーズンで4~6回投与となります。
効果には個人差がありますので、症状と効果をみながら投与します。
なお、妊婦及び小児には安全性が確立されていないため適応外となります。
・費用
アレルギー性鼻炎に対してのノイロトロピン注射は保険適応のため、保険で治療ができます。
保険割合によって費用が異なりますが、自己負担3割の場合、初診で約1,100円、再診で約500円程度で出来ます。
*診察内容で前後します。
・副作用
発疹、掻痒感、眠気、ほてりが報告されています。
【重症花粉症もよくなる?ゾレア注射とは】
ゾレア(オマリズマブ)は重症のアレルギー性鼻炎に効果がある新しい治療薬で、
ヒト化抗ヒトIgEモノクローナル抗体といわれる種類の薬剤です。
アレルギー反応を引き起こすIgEに作用し、アレルギー反応の元を抑えます。
非常に効果が強い薬で保険適応もありますが、使用には条件があります。
以下に解説をしております。
当院では主に副院長が中心で治療していますので、水曜日以外の日に来院の上、ご相談ください。公式LINEアカウントから相談頂くこともできます。
花粉はB細胞を介してIgEを産生し、このIgEがマスト細胞(肥満細胞)と結合することでヒスタミンが放出されアレルギー症状が生じます。ゾレアはIgEと結合することでマスト細胞との結合を阻害し、結果としてアレルギー反応が起きることを防ぐことができます。
〇ゾレア注射の適応
重症の季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)、気管支ぜんそくが適応となります。
重症のアレルギー性鼻炎について具体的には、
①過去、重症もしくは最重症の季節性アレルギー性鼻炎の症状があった
②スギ花粉に関する血清特異的IgE抗体がClass 3以上である
③季節性アレルギー性鼻炎に対して、ステロイド点鼻薬及び内服薬で治療を1週間以上行われたが効果不十分であり、重症以上の症状であった
④血液中の総IgE濃度が30〜1,500IU/mLである
⑤12歳以上である
を満たす必要があります。妊婦・12歳未満は治療対象外です。
*重症の目安
「くしゃみまたは鼻をかむ回数が11〜20回」、もしくは
「鼻づまりの程度が強く1日のうちかなりの時間を口呼吸で過ごしている」など
詳しくは医師の診察時に診断いたします。
〇ゾレア注射の副作用
注射部位の疼痛、発赤、はれ、かゆみ、熱感などが報告されています。
過敏症状も報告されているため、過敏症反応が出やすい方は症状に注意が必要です。
医師問診にて、アレルギー性鼻炎の症状について確認します。
あわせて、血液検査にて
①スギ特異的IgE抗体 ②血清総IgE量
を測定します。
必要に応じて、それ以外のアレルギー項目の検査も可能です。
結果が出るまで数日(約2日)かかります。
採血結果で、スギ特異的IgE抗体がClass3以上、総IgEが30〜1,500IU/mLであることを確認します。適応がある場合、この時点で注射に必要な用量と費用が決まりますので、およその費用をお伝えします。
連絡は電話もしくはLINEにて行います。
費用面等が問題なければ、注射を予定します。
診察室で説明後、ゾレアの注射を行います。注射自体は数分で完了します。
数日から2週間程度で効果が出ます。効果は約1か月程度持続しますので、花粉シーズンに合わせて、必要に応じて2~4週毎に注射を行います。
シーズンが短期間で終了した場合、1回だけの投与で十分な場合もあります。
※2週間毎の投与が必要な場合は、IgE量が非常に多い場合のみで、通常は4週間毎です。
【記事監修】
副院長 塩崎 正嗣
東京慈恵会医科大学医学部卒・同医学科大学院博士課程修了
東京慈恵会医科大学附属病院 糖尿病・内分泌・代謝内科、感染制御部、総合内科、大手航空会社常勤産業医などを経て、現職。
総合内科専門の見地から地域診療に幅広くかかわるほか、予防医学や感染症治療、小児科診療、漢方治療などにも意欲的に関わる。
2児の父で子育てにも積極的に参加中。最近犬の散歩が加わった。
花粉症について一言:(無理だけど)スギ全部切り倒してほしい。
ご不明・ご不安な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
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