男性更年期障害の症状
男性ホルモン(テストステロン)は心血管系など身体のさまざまな生理機能に関わっています。加齢に伴う肉体の衰えに、男性ホルモン低下による身体・精神的な症状が重なった状態が男性更年期障害(LOH症候群)です。人によって症状が異なるため、うつ病などの疾患と診断される場合もあります。
- 最近調子が出ない、よくない
- よく眠れなくなった
- いらいらしやすくなった
- つかれやすくなった、すぐ眠くなる
- 神経質になった / 漠然とした不安がぬぐえない
- 意欲や行動力がおちた
- 性欲が減った / 性交渉がうまくいかない
- 髭の伸びが悪くなった
診断方法・検査について
初回診察時に、問診と併せて血液検査を行っています。血液検査では、LOH症候群で重症な遊離テストステロンの他、副作用や鑑別に関わるPSAや甲状腺、肝障害の有無などを評価します。
| 検査項目 | 検査費用(税込) |
|---|---|
| 遊離テストステロン | 3,500円 |
| 総テストステロン | 4,500円 |
| PSA(前立腺特異抗原) | 2,200円 |
| 甲状腺機能・肝機能・血糖値など | 保険適用 |
| 主基準 | 総テストステロン < 250 ng/dL(8.7 nmol/L) ※国際基準に準拠した主要指標 |
|---|---|
| 補助基準 | 遊離テストステロン < 7.5 pg/mL ※旧基準8.5 pg/mLから改訂 |
| 参考 | 遊離テストステロン 7.5〜8.5 pg/mL は「グレーゾーン」として、症状・総テストステロン値を総合して判断します |
治療方法
遊離テストステロンや他の検査結果をみて、治療を行います。
テストステロン補充療法(保険診療)
遊離テストステロンが8.5 ng/mL未満の場合、保険診療で2週間に1回注射ができます(エナルモンデポー 125〜250mg 筋肉注射)。接種量については、検査結果をふまえて医師が決定します。
漢方診療(保険診療)
倦怠感や活力低下に用いる補中益気湯・十全大補湯、腎・泌尿器の衰えに用いる牛車腎気丸・八味地黄丸など、症状に合わせて漢方診療を行います。当院は漢方診療を日常的に行っておりますので、お気軽にご相談ください。
プラセンタ注射(自費診療)
倦怠感、慢性疲労、肝臓の疲れなどに有効です。当院ではラエンネックの注射(筋肉・皮下)を実施しています。ニンニク注射(フルスルチアミン)の併用を行う場合もあります。詳しくは点滴外来・美容注射のページをご覧ください。
ED治療薬(自費診療)
性欲減退、勃起不全についてはED治療薬が有効な場合があります。当院ではPDE5阻害薬3種(バイアグラ・レビトラ・シアリス)の処方をしております。詳細はED・AGA外来のページをご参照ください。