1熱中症とは
高温・高湿度の環境下で、体内の熱調節機能がうまく働かなくなり、体に熱がたまることで起こる障害です。陽射しが乏しい曇りの日でも、じわじわとからだに熱はたまっていきます。「汗をあまりかいていないから大丈夫」「まだ我慢できるから大丈夫」という油断が危険です。
体温調節機能が未発達または低下しているため、自分では気づかないうちに重症化することがあります。特に湿度の高い梅雨の時期から要注意です。周囲の方も意識的に気を配りましょう。
2熱中症を予防する7つの対策
① こまめな水分摂取
冷たい飲み物は体の中からも体を冷やします。のどが渇く前に少量ずつ補給を。OS-1などがいつもよりおいしく感じたら脱水のサインです。
② 適度な塩分補給
水だけでは塩分(ナトリウム)不足になり筋肉痛などが出ることがあります。自作する場合は水1Lあたり食塩1〜2gが適切。塩分のとりすぎにも注意。
③ バランスのよい食事
食事を抜くと体力が低下し熱中症になりやすくなります。暑い時期こそ3食きちんと食べることが大切です。
④ 日傘・帽子の着用
直射日光を避けることで体感温度を大きく下げられます。速乾性・通気性のよい服や肌着を選ぶことも有効です。
⑤ 冷却グッズの活用
冷却タオル・首掛けアイスバッグなど。ハンディファンは熱風を送ると逆効果!ベビーカーへの固定は特に注意。
⑥ エアコンの活用
夜間の熱中症も多く発生しています。苦手な方はやや高め設定・直接風を浴びないようにして、できれば夜もつけておきましょう。
睡眠・休息の質が低下すると体力・免疫力が落ち熱中症になりやすくなります。寝ている間にも水分は失われます。寝る前にも必ず水分補給を。
3熱中症かな?と思ったら
めまい・だるさ・頭痛・吐き気などの症状が出たら熱中症を疑い、すぐに対応してください。
すぐに行うべき4つの対応
- 風がくる日陰や涼しい部屋へ移動・避難する
- 冷たい水分・塩分を適切に補給する
- 厚着をしている場合は脱衣を検討する
- 首・わきなどを氷のう(保冷剤)などで冷やす
ためらわずにすぐ病院へ相談を。意識がない・呼びかけに反応がない場合はすぐに119番へ。
4当院での点滴対応について
熱中症による脱水・体調不良に対して、当院では点滴治療を行っています。「水分が取れない」「体がだるくて回復しない」などの場合はお気軽にご相談ください。予約不要でご来院いただけます。点滴の種類・漢方治療・費用の詳細は熱中症・夏バテの治療ページをご覧ください。
- 水分を取っても吐いてしまう
- 体がだるくて日常生活が送れない
- 頭痛・めまいが続いている
- 食欲が落ちて回復しない
- こむら返り(筋肉のけいれん)が起こる
熱中症による脱水・体調不良への点滴対応を行っています
5まとめ
✓ 陽射しがなくても汗をかいていなくても熱中症になります。油断せず早めの対策を心がけましょう。
✓ こどもと高齢者は自分で気づかないうちに重症化することがあります。周囲の方も気を配りましょう。
✓ 夜間・就寝中の熱中症も多く発生しています。エアコンを活用し、寝る前にも水分補給を。
✓ 症状が出たら無理せず休息・冷却・水分補給を。様子がおかしければためらわずに受診してください。
