13剤の比較と共通注意

当院で処方している多汗症の保険治療薬は3種類。いずれも保険診療・1日1回の使用で、症状の部位や生活スタイルに合わせてお選びいただけます。3剤の使い方は副院長が実際の製品を使って動画でも解説しています。

ワキ汗用|エクロックゲル®

容器をそのまま当てて塗るタイプ。薬液・ワキを直接触らずに使えるのが特徴。2023年グッドデザイン賞受賞。

ワキ汗用|ラピフォートワイプ®

不織布の使い捨てタイプ。片付け不要で、財布にも収まるコンパクトさ。外出先で使いやすい。

手汗用|アポハイドローション®

手汗専用の小型ボトル。寝る前に塗るだけで、かさばらず持ち運びやすい設計。

⚠ 3剤共通:薬剤取扱い時の注意

これらの薬はいずれも抗コリン作用で発汗を抑えます。薬液が目に入ると「目がかすむ」「焦点が合わない」といった症状が出ることがあります。使用後は必ず手をよく洗ってください。目に違和感が出た場合はすぐによく洗い、症状が続く場合は眼科を受診してください。
※アポハイドローションは、翌朝・洗顔前に手をよく洗います。

2ワキ汗用|エクロックゲル®

薬液やワキを直接触らずに塗れるのが最大の特徴です。容器の先端をそのままワキに当てて使うため、手が汚れません。

▶ Instagram動画でも使い方を解説しています

使い方の手順

  1. 蓋を開ける:蓋を開けただけでは薬液は出ません(安心設計)。容器上面に穴があり、後の操作で薬液が出てきます。
  2. 水平に持ち、時計回りに止まるまで回す:容器を水平に保ちながら、止まるまで時計回りに回します。容器側面が凹んでいて力をかけやすい設計です。最初は少し硬いことがあります。
  3. ゆっくり元に戻す:勢いよく戻すと薬液が飛び出すので注意。ゆっくりと反時計回りに戻してください。
  4. 容器の先端をワキに当てて円を描くように塗る:薬液が出た状態で先端をワキに当て、円を描くようにして両側に塗ります。
  5. 容器の液を拭き取って蓋をして終了:塗り終わったら、先端に残った薬液をティッシュなどで拭き取り、蓋をして保管します。

3ワキ汗用|ラピフォートワイプ®

不織布の使い捨てタイプで、使い終わったら捨てるだけ。片付けや容器の洗浄が不要で、財布にも入るコンパクトさです。

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使い方の手順

  1. 封を切って不織布を取り出す:広げると両ワキに十分な大きさがあります。取り出したらそのまま使用します(机などに置く必要はありません)。
  2. 不織布で両ワキに薬液を塗る:不織布をワキに当て、薬液をしっかりと塗り広げます。
  3. 捨てて終了・手を洗う:使い終わったらそのままゴミ箱へ。終わったら必ず手を洗ってください。

4手汗用|アポハイドローション®

手汗専用の小型ボトルです。寝る前に手のひらに塗るだけで効果を発揮します。かさばらずポーチにも収まります。

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使い方の手順

  1. 寝る前に適量(5プッシュ)を手に取る:就寝前に5プッシュを片手に取ります。
  2. 手のひらだけに広げて乾かす:手のひらだけに塗るのがコツです。両手の手のひらに広げ、乾いたらそのまま就寝できます。
  3. 翌朝・洗顔前に手をよく洗う:翌朝は洗顔の前に、必ず手をよく洗ってください。

多汗症は保険診療で治療可能です。お気軽にご相談ください

5まとめ

✓ 3剤はいずれも保険診療・1日1回で使える多汗症治療薬です。大きさは違いますが、1日1回なので負担になりません。
✓ ワキ汗にはエクロックゲル®またはラピフォートワイプ®、手汗にはアポハイドローション®を使用します。
✓ 使用後は必ず手を洗い、目を触らないようにしてください。目に違和感がある場合は眼科へ。
✓ 当院では保険診療でこれらの治療薬を処方しています。どの薬が自分に合うか、副作用が心配な方など、お気軽にご相談ください。